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2011年06月24日

気を抜かない、終わりが大事、残心

なんでしょう。この2日間・・・
あっつい、あつい。もう夏が来てしまったかのごとくの暑さですね。
今年は節電の夏でもありますが、智慧を出し合ってこの暑さを乗り切りたいものです。


さて、今日は『残心』ということについて書きたいと思います。
武道や茶道をやった事がある方は聞いたことがあるかもしれません。

20110624_001.jpgWikipediaによると
『残心(ざんしん)とは日本の武道および芸道において用いられる言葉。残身や残芯と書くこともある。文字通り解釈すると、心が途切れないという意味。意識すること、とくに技を終えた後、力を緩めたりくつろいでいながらも注意を払っている状態を示す。また技と同時に終わって忘れてしまうのではなく、余韻を残すといった日本の美学や禅と関連する概念でもある。』
とあります。

この残心、実は私が演出している舞台では常に注意して作り上げていますし、お稽古の中でも常に大事にしております。
物語の最後はもちろん、各役の動作の終わりには残心を残すように考えています。しかし、この残心、字の如く『心を残す』ことも一部だと思っていますので、形ばかりでなく、視線や表情、雰囲気と言った所まで残心を残す事でお客様に色々な感情を訴える事ができるのではないか、そう考えています。

私個人的には剣道をやっていましたので、この残心というものは難しいながらもなんとなくわかるのですが・・・武道をやっていない人にはちょっとわかりづらい部分かもしれません。

しかし、日本に産まれ日本の文化というか伝統というか、こうした心の美というものを表す事が疎かにされてはいけないと考えています。
そうした思いを通じて、「美しい所作」が表現できるようにお稽古場でも常に言っております。また、さらに、Wikipediaによると
『相手のある場合において卑怯でない、驕らない、高ぶらない事や試合う(しあう)相手がある事に感謝する。どんな相手でも相手があって初めて技術の向上が出来ることや相手から自身が学べたり初心に帰る事など、相互扶助であるという認識を常に忘れない心の緊張でもある。相手を尊重する思いやる事でもある。生活の中では、襖や障子を閉め忘れたり乱暴に扱ったり、また技術職の徒弟で後片付けなどを怠ると「残心がない」や「残心が出来ていない」といって躾けとして用いられる言葉でもある。仕舞いを「きちっと」する事でもある。ちなみに「躾け」とは「美しい」所作が「身」につく事を表した和製漢字である。』
とあります。

普段の生活の中からも残心を学び、共演者やスタッフ共々、お互いを尊重しながらお稽古することによって、作品の中に残心を表すことができるのではないか、そう考えております。
また、特殊な場合を覗いてお芝居では相手役がいるわけですから、この残心の考えをもって、台詞、仕草を各人がつないでいき、一つの物語としての心が舞台に残るようにしていかなくてはならない、これが肝要であると考えています。
posted by 武藤賀洋 at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 表現論【ムトウ版】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ワークショップやりました!

以前お知らせしておりました、128倍お芝居が好きになるワークショップ♪。
さる6月19日、開催いたしました!

2011-06-192015.19.24.jpg無料で行われておりますワークショップ!
今年は3回目となりました!第1回ワークショップ「間の正体とは?」ということをテーマに、第2回目は「台本の読み解き方」というテーマでワークショップを開催します!いずれのワークショップも参加者の皆様に大変ご好評いただきました!さて、第3回目の今回は・・・「距離感」をテーマに行いました!参加者の皆様に頂きました感想でも大変ご好評をいただきました!

詳しい内容はこちらをご覧ください!

また近々ワークショップを開催予定です。
今回、残念ながらスケジュールなどがあわなくてご参加いただけなかった皆様、もちろん、今までご参加いただいた方、お待ちしております!!今回のワークショップにご参加いただきました皆様、お忙しい中ありがとうございました!またのご参加、お待ちしております!!
posted by 武藤賀洋 at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月17日

心と身体と技と―――揃わないと…

1週間って最近とみに早く感じると思うようになりました…
1日が48時間くらいあったらいいのに…
そしたら思い切りガンプラ作って、おもいきりDVD見るのに…

さて、今日の話題は『心技体』ということについて書きたいと思います。

お芝居を始めた頃、特に気になってしまうのは物の言い方だったりします。
しかしこれはあくまで物の言い方、聞こえ方であって、そこに心の移り変わり、如何に心が動いたか、ということがないとただの「音」になりかねません。

次に段取りを気にしてしまう事が往々にしてあったりします。しかしこれはあくまで、物語上必要な動作、動きであり、そこにやはり心の移り変わりがないとただの「移動」になってしまいます。

では、どうしたらいいのか。
心と身体と技、バランスよくつくり込む事が必要です。

私は常々、おおまかに考えて2通りのつくり込む方法があると考えています。
一つは台本を手にしてから、心の移り変わり、心の動きを中心に考えていき、物言いや仕草、動作を取り入れ、つくり込む方法。
今一つは、特徴的な物言いや段取りを嫌という程練習し、心の移り変わり、裏付けをしっかりと付けていく方法です。

いずれの方法でもお客様にお見せするために必要な要素、やることは変わりません。どこから行うか、ということだけなのですが…先程も書きましたとおり、『心技体』いずれも疎かにはできません。してしまったら、バランスの悪い役になってしまいます。

基礎練習やお稽古、レッスンでも同じことが言えます。
技は無論、レッスンなどで習得することが多いと思います。しかしその技を自分の身体にしみこませても心が入っていなければ、無用の長物になりかねない、と考えています。しかし、反対に自分の「心」ばかり―――つまりは感性だけを―――鍛えても技がなければお客様に見せるレベルではなくなる。と、同時に技と心を磨くには身体がしっかりしていなければならないと思うのです。

仏作って魂入れず、などという言葉もありますが、心技体、どれがかけても素敵なお芝居にならないと思います。バランスよく心技体を鍛えていくことが肝要だと考えています。

ラベル:
posted by 武藤賀洋 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 表現論【ムトウ版】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月10日

128倍お芝居が好きになるワークショップ♪開催します!

お知らせです!

少人数でみっちり!できるワークショップを開催します!!
今までの128倍くらいお芝居が好きになる♪

無料ワークショップを
2011年6月19日(日)に東京都内稽古場にて行います!
応募締切  2011年6月17日(金)

毎回ご好評いただいている、ワークショップ!毎回、皆様にご参加いただき、本当にありがとうございます!第1回ワークショップ「間の正体とは?」ということをテーマに、第2回目は「台本の読み解き方」というテーマでワークショップを開催します!いずれのワークショップもたくさんご参加いただき、大変ご好評いただきました!
さて、第3回目の今回は・・・
テーマは「距離感」。役に向かい合う上で必要な距離感とは?!
参加はもちろん、無料です。

くわしくは
パソコンの方はこちらを、
携帯の方はこちら
を御覧ください。

皆様のご参加、お待ちしております。
posted by 武藤賀洋 at 21:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 宣伝など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

無くて七癖

すっかり夏ですね〜
沖縄地方は梅雨が明けたとか…
もうそこまで夏はやってきているのですね〜〜

さて、今日のテーマは『癖』です。
無くて七癖なんて申します。これはだれでも癖といわれるものは持っており、ないように見える人でも七つぐらいは持っている、というような意味なのですが…
そう、誰でも癖を持っているわけですね。

しゃべるときのしゃべりぐせ、
歩くときの歩くくせ、
歌うときの歌のくせ…
などなど、人には癖がたくさんあるわけです。

誰しも癖があるわけですがが、こと、お芝居に読み癖や読むときの癖、台詞をしゃべる際の癖、これに着目してみましょう。
役から自然にでる仕草、癖であればそんなに目立つものではありませんが、役者さん自身の癖が突出してしまったら、それはもう、役とは言えません。

レッスンやお稽古で指摘されること、ありませんか?
アクセントも一つの癖かもしれません。

これは、個別には矯正しにくいもので、学校や養成所、ワークショップなど、先生や師匠に指摘され、矯正していくのが早道です。ですが、これには必要なものがあります。
違いがわかる耳と目、です。

例えばアクセントについては、共通語(標準語)のアクセントと自分の発声のアクセントのどこが異なるかという違いがわからなければ、強制することはなかなかできません。また、偶然にあっている発音でしゃべったからといっても矯正された、とは言えません。

これは耳で違いを理解し、しゃべりにつなげるという訓練が必要です。最近は録音技術も発達して、すぐに自分の発声を録音することができます。その結果を聞き、共通語との違いを聞き較べ発声に活かすのも一つの訓練方法だと思います。


次に、お芝居をしているときの癖です。
例えば、足でリズムを取ってみたり、手がフラフラしていたり、身体や首が揺れていたり・・・・読点や句点ごとに抑揚がつき、非常に単調であったり、リズムがついた読み方であったりと癖は様々です。これには違いがわかる目が必要です。他人の動作仕草を観察し、自分の動きとどこが違うか、どういった筋肉、筋をつかっているのか、または使っていないか観察し、取り入れていくことが必要です。

しかし、ここで気をつけなければいけないことがあります。
いくら違いがわかる目、耳をもったからといって、共通語(標準語)や他人の動きが「正解」であるとは限らないわけです。役によっては方言を使うこともありますし、妙な癖をもつ役もあるでしょう。
大事なのは、これらの所謂癖を自在にあやつれることが重要だと考えます。
冒頭でも述べたように、役者さんの癖としてではなく、役の癖として活かすために、これらを出せたりひっこめたりするようにコントロールできなければいけません。

常に自分の癖を把握し、役によってコントロールできるようにすることが肝要なのだと考えています。
ラベル: 読み癖
posted by 武藤賀洋 at 20:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 表現論【ムトウ版】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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