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2011年12月09日

歳を聞かれても困ります〜

寒いです。
寒すぎます。
師も走る、という師走。
このブログを読んでいただいている皆さんは体調を崩されていないでしょうか…
私は今、何故か寒すぎて左手が痛いです〜


さて、さて。
今回は役作りする中で『年齢』ということをテーマに書きたいと思います。
私は講座やお稽古の中で役者さんに
「この役は何歳くらいなんですか?」
と聞かれるととっても困ってしまいます。

何故って・・・
年齢を、歳という値に複数で話しあう上であまり意味を見いだせないからです。
ひねくれているからかもしれませんが・・・
例えば、”14歳”と聞いてイメージすることは人それぞれ違うと思うのです・・・
役に向かい合うためにはイメージ、想像する事がとても大事なのですがこの年齢という指標、実はとてもあいまいなものだと思うのです。


とある台本を読みつつ、その役の年齢を参考にすることはとても有効だと考えます。
しかし、この年齢というものがちょっとクセモノだと私は考えています。

どういう事かと言うと、
『年齢という値は、共有できない』
のではないか、と考えています。

これは自分の実年齢と違う年齢設定が台本上に書いてあったとしても、それは、読んだ人間によってイメージする印象が著しく違うと考えるからです。

例えば、14歳の役があるというときに、
ある人は
 ・やんちゃな時期だね〜
と思ったり、
またある人は
 ・受験勉強をたくさんして、きっと一生の内で一番勉強した時期
と捉えるかもしれません。
無論、その台本にかいてある情報に即したイメージはできますが。
また、もう一方で例えば、'声'についても…
”14歳”をイメージした時の声というのは人それぞれ違うと思うのです。
また、14歳を若いと感じるか、躍動的な年齢と感じるか、14年間生きた人間と考えるかによって変わってくると思います。


実際に具体的に年齢という指標はとても解り易いものだと思います。
しかし、演出家を含めて、この値に対して、合致するイメージが必ずあるかと考えるとなんとも抽象的な感じになってしまいます。


私の考えですが、こうした場合、他の登場人物との比較をすることによって、より具現化するのではないでしょうか。実年齢もそうですが、台本の舞台となる中心的話題でも比較の対象になると思います。例えば、とある物語の舞台が『被服業』だっとしたら…

『AさんはBさんよりも若いだろうけども、恋愛にかんしてはBさんよりも経験豊富』などなどとイメージできると思います。


こうした詳細なイメージを組み合わせることによって、年齢―――その役の若さが捉えることができると思います。
同時に、こうした中で、大事だと考えているのが、
『どういった経験をしているのか』
ということです。

その登場人物には必ず背景が存在します。
登場人物が登場するその瞬間までに、他の登場人物、または登場しないけれども、関わったであろう人物とどこで何をしたからこそ、その登場人物の行動になったのか、ということを明確にイメージすることの方が大事だと私は考えています。
posted by 武藤賀洋 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 表現論【ムトウ版】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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