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2006年09月07日

一番訴えたい場所

脚本を読んでその全てを一言一句、全てをお客様に
ご覧いただきたい、そういう気持ちは常に持っていますが、
それは不可能だと思います。

先だっても書きましたが、作品を通じて自分の訴えたいこと
を明確にすることで、おのずと一番訴えたい場所が
現れてくると思います。

その場所を重点に、または基点として、前後の物語の
音楽、照明のイメージを出していくのも演出者の仕事
なのではないか、そう考えています。

『作品を通じて自分の訴えたいこと』を明確にすることに
よって、その舞台、物語に存在する全ては
必ず理由(語弊があろうかとおもいますが、存在理由)が
見えてくると思います。
その理由に矛盾が生じれば、検証し、その事象(物言いや
段取り、照明、音楽について)別の方式を検討することに
なると思いますし、理由が不明確であればその事象自体の
存在を疑うことになろうかと思います。

私は脚本というよりどころを一部も変えることなく、
上記のような事象の検証を繰り返し、そのすべてに、
すべての役について、理由のある動き、理由のある言動を
求めて行きたい、そう考えています。
posted by 武藤賀洋 at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 演出家の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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