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2007年04月03日

立たせる〜きっかけ作り その3

以前に『間』のことをきっかけと呼ぶと書いたかと思います。
このブログ、全体を通じて、「間=きっかけ」としたいと思います。

きっかけの詳細は後述するとして、今回はきっかけの創り方、自分の間の作り方の確かめ方を書いておきたいと思います。

1.台詞は「おい」のみ。
  この練習で使用する台詞は「おい」のみです。
2.シチュエーションは以下のものとします。
  自分より100メートルくらい離れたお友達(異性、同年代)に
  むかって呼びかけます。
  あなたはその人に好意があるものとします。
3.2のシチュエーションを頭(もしくは心)で思い描きます。
  完全に思い描いたら、台詞を発してみます。
  このとき、思い描くのに、時間は関係ありませんので、
  詳細まで完全に思い描いたら発します。
  (急いでいう必要はない、ということです。)
4.3を2〜3回行ったら、今度は2のシチュエーションの一部を、
  ”相手には好意どころか、嫌悪感さえあるが、用があるので仕方なく
  呼ぶ”というものに変えます。
5.4のシチュエーションを2、3回繰り返してみます。

これを繰り返して練習していると、「おい」という台詞のなかに
2つの異なった思いが出てくると思います。
同時にモノの言い方も異なってくるのではないでしょうか。
posted by 武藤賀洋 at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月19日

音からエチュード

音楽から簡単なお芝居を作ってみるのも応用練習の一つになるかと思います。

[やり方]
 用意する物は
  ・何かの音楽
   できれば歌詞がないものが良いです。
   なければ、全編英語歌詞の歌などが良いでしょう。
 です。

 1)これを複数の人間で聞き、イメージを語り合います。
 2)この音楽をテーマにエチュードを作ります。
 3)演じてみます。
 4)テーマにあっているかどうか話し合います。
 5)4)の結果をふまえ、今一度エチュードの再構成を行います。
   この時、この音楽をエチュード中のどこかにかけるように構成します。
 6)演じ、音楽を入れます。
 7)4)〜6)を2、3回繰り返します。



これをすることにより、その音楽のリズムだったり、メロディーだったりを
有効に使う事ができたり、耳から入ってくる情報を元に
お芝居を構築する訓練の一部になるかと思います。
posted by 武藤賀洋 at 16:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月09日

含まれるものを探してみる

お芝居は大義では色々な状態を表現することのように思います。
そうした観点から、次の練習をしてみるのも面白いかと思います。

[やり方]
 白い紙を用意します。
 そして、キーワードとして、組織の名前を書いてみます。
  例)学校
 この学校に含まれるものを箇条書きで書いてみます。
  ・机
  ・黒板
  ・ホワイトボード
  ・椅子
  ・生徒
  ・教室
  ・先生
  ・体育館
 などなど・・・
 もちろん、固有名詞も含まれるでしょう。(例えば○○先生とか)
 次のこうした箇条書きしたもの、一つについて考えみます。
  ・椅子
    ー足が四本
    ー背もたれは合皮
    ー色は茶色
 次にこの椅子を最小単位として考えてみます。
  ・この学校には椅子が約100脚あり、3種類の椅子がある。
 先だって箇条書きした全てについて、こうした作業をしてみます。
 そして次は仲間同士、グループになるものをまとめて、’図’を書いてみるのも良いでしょう。
 
 書き終わったら、テーマの学校と箇条書きにした各々の関係がより深く
 現されたのではないでしょうか。
 (ここでは学校と椅子の関係)

こうした練習は、各役との関係性を考えるのにとても有効であり、
且つ、物事を細かくと同時に位置づけを捉える練習になるのではないか、そう考えています。
posted by 武藤賀洋 at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月08日

物語を書いておさらいしてみる

脚本を手にし、役が決まり、何度も何度も読んでいると
―――人間ですから―――飽きてしまう時もあるかと思います。
また、役に向かい合う作業の中でも不得意な役であれば、
なおの事、脚本の読み込みが進まない事もあるかと思います。

そんな時は、脚本を閉じ、その脚本の物語、筋を
 ・客観的に
 ・(所謂)主役の立場から
 ・自分の役から
という三方から書いてみて整理するのも一つかと思います。

  例えば、皆が知っている昔話の「浦島太郎」。
  複数の人間で書いたら、細部が違って来るかと思います。
  その細部が知っているつもりでも抜けている部分や、
  あまり意識的に考えていない部分だったりと予想できます。
  (そもそも昔話なので、何が正しいかはわかりませんが・・・)

当初の話に戻り、色々な立場から改めて、物語の筋を確認する事、
しかも書くという行為をすることで、その物語の内容、
自分の役、他の役との関係性がさらにはっきり見えてくるのでは
ないか、そう考えています。

ただし、この作業は人に見せるべきものではありません。
字が上手かどうかや、文章表現が良いかどうかということは
二の次だと思います。
自分が書き、作品の理解を深める事が肝要です。
(役者仲間と見せ合いっこするもの一つかとおもいます)
posted by 武藤賀洋 at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月07日

美しいものを見て聞く

自然というのは時に恐ろしく、私たちに襲いかかりますが、
自然は美しい、というのもまた真実であろうと思います。

水の流れる音、ひかりの射す光景、雨の音、鳥の鳴き声、花・・・
などなど、自然には美しいと思われるものがたくさんあると思います。

お芝居や芸術を生業として行く上でこうした自然のものに
たくさん、耳を傾け、目を凝らすというのはとても必要なこと
であろうと思います。
しかしながら、単に見るだけでなく、何か心に思う事が大切だと思います。
単純に「奇麗な音」「キレイな風景」でも最初は良いと思いますが、
もっと明確に心に焼き付けることができたなら、
次に美しいものを見るとき、聞くときにはもっと違ったものに
気付くかもしれません。
自然は一瞬たりとも静止しないと考えています。
その動きの中で様々な現象や事象は発生しますが、そのことを
見たり聞いたりするのは、とても大事であり、我々の感性を刺激すると
思います。

応用練習としては、こうした観点から、
目にした、耳にした風景を基に、
 1.絵に描いてみる
 2.写真に撮ってみる
 3.短文、散文、もしくは詩としてまとめてみる
などをしてみると、お芝居の表現の幅が広がるのではないか、
そう私は考えています。
posted by 武藤賀洋 at 00:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月24日

想像の練習

これは電車の中でもできることなのですが・・・。
例えば、電車の中に座っていて、目の前に人が居たとします。
この人の生まれてから、今日までの事を考えてみる、という練習
は自分のイメージ力を養うのに良いと考えています。

もちろん、目の前の人を知らない訳ですから、
自由にイメージできるかと思います。
できるだけ詳細に・・・出身地、今の家族構成、学歴、職業などなど・・・

もっと言えば、何故、今日きている服を選んでいるのか、
何故、その髪型にしているのか、
何故、その本を読んでいるのかなどなど、
想像を膨らませて考えてみては如何でしょうか。。。

ただし、あまりじっと見すぎるあまり、その方に不快感を与えない事、
失礼にならないようにすることは、
俳優、声優修行の前にわきまえる事だと考えています。
posted by 武藤賀洋 at 02:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月27日

絵本から脚本を書いてみる

誰でも一度は絵本を読んだことがあるかと思います。
その絵本の登場人物をまるきり使って、その後日談的なものを
書くというのもイメージを膨らませる良い練習方法だと思います。

絵本に限らず、自分の好きな小説だったり、テレビドラマ、アニメ
だったりでも良いかもしれません。

各登場人物の特色を掴んで、エチュード(即興的なお芝居)として、
やってみるのも面白いのではないでしょうか。
posted by 武藤賀洋 at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月23日

役の交換

脚本をもらって役作りをしていく中で、「役を交換」するという
練習方法は存外、有効だと思います。

とあるシーンの自分の役と相手役とを交換し、
読み合わせてみると、自分の役の位置が客観的に感じ取れる
と思います。
そういった中で、自分の役作りの一端に役立てることが
できる練習ではないかと思います。

ただ、留意しなければならないのが、
役を交換する際に、確固たる自分の役の気持ちの揺れ動きを
把握しておかないと、ただ単にパニックになったり、
お遊びで終わってしまうこともあろうかと思います。
posted by 武藤賀洋 at 11:19| Comment(0) | TrackBack(1) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月20日

来歴を知る

脚本を手に取った時、どんなお芝居でも、
当然のことながら、「時間」という概念が抜けていないことが多い。
そして、それらに登場する人物、出来事には必ず歴史が存在する。

その歴史を知るというのは役作りにおいてとても大事なことだと
考える。同時に、歴史認識を深めることでさらに物語りの理解と
それに対する役の位置づけなどの理解が深まるのではないかと
考える。

応用練習として、自分の街の歴史を紐解くというのはとても
有意義な作業であるように思える。
日本の大義的な歴史でなく、自分の住んでいる自分の街の
歴史、例えば、20年前はどうだったのだろうだとか、
戦前、戦後にかけてはどのような街だったのかを調べてみる
のも一つかもしれない。
これは、街の図書館に行けば、風土記などで簡単に調査できる
だろうし、やはり図書館などで、新聞の地方欄を読めば
理解できるのではなかろうか。
技術的なスキルを磨く一方で、こうした時間の遡及を行うことが
ひいては、どんな物語でも柔軟に想像できる手助けになるのでは
ないかと考えている。
posted by 武藤賀洋 at 05:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月30日

仕草と表情の練習

この練習は二人一組で行うと効果的だと思います。

聞き手と話し手の役をそれぞれ決めます。
話し手は聞き手の着ている服、髪型などなど見た目を、まず褒めます。
聞き手は話し手のしゃべっている言葉、単語にいちいち表情と仕草をつけて
反応します。このとき、しゃべらないように気をつけます。
褒められて照れてみたり、褒められて、ちょっと自慢げな顔をしてみたり。。。
次に話し手は聞き手の外見をわざと貶します。
聞き手は先ほどと同じようにしゃべらないように留意しながら、
表情、仕草をつけて反応します。悲しい表情や、怒った仕草など。。。

話し手は常に、「○○だからすばらしい」とか、
「○○が素敵!」と具体的にものを聞き手に伝える事に注意を傾けます。
けして、抽象的にならないように心がけましょう。
聞き手はどんなにうれしくても、悲しくても、怒っても、
けしてしゃべらず、仕草と表情だけで気持ちを表現します。

聞き手の仕草と表情の表現によって、話し手の褒め方/度合い、
貶し方、度合いなどが変わるでしょうか。
特に聞き手は『目は口ほどにものをいう』ということばもあるように
話し手の言葉をよく聴き、(聴く時の視線の位置、方向なども気をつける
と良いかもしれません)気持ちをきちんとつくると良いでしょう。

この練習を通じて、話し手はテーマに沿った事象に対し、
相手を観察し、具体的にしゃべることができ、
聞き手はその言葉や物言いに対して、表情と仕草のコントロールの
幅を広げるのに役立つと考えています。
posted by 武藤賀洋 at 01:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月24日

写真を撮ってみる

お芝居という表現方法を通じて、自分の訴えたいもの、表現したいものを
私は表に出している訳ですが・・・
これを他の技法で行う事もままあります。
たとえば、音楽だったり、陶芸だったり、絵画だったり・・・。

写真を撮るというのも一つだと私は考えています。

何かテーマを決めて、
例えば「街の風景」とか決めてみて、それを何枚か撮る。
撮る時に自分の心が何かに揺れたのを条件にシャッターをきる。
そして、撮ったものについて、感想を含め、そのとき、
気になった事、感じた事などを残しておくと、
自分の感をみがける、私はそう考えています。

風景画
posted by 武藤賀洋 at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月14日

情景をしゃべる その2

情景をしゃべる その1(静止画)でも書きましたが、
俳優さんや声優さんは物語を通じて、見ている人に
思ったこと、目に見えたこと、聴いた事を表現する局面があります。

以下に書く練習は如何に情景を言葉としぐさで伝えることができるか、
これを鍛える練習、その2です。

 [準備するもの]
  2人1組で街にでます。
  ある一点に二人して留まります。
 [やり方]
  伝えるほう、聞くほうにわかれ、
  伝える方の人は、街の風景、聞こえる音、匂い、
  街の雰囲気を1〜2分で端的に喋ります。
  このとき、留意しなければいけないのは、
  街は刻一刻と動いています。
  その動きを相手に伝えることを考えて行うと良いでしょう。

この練習を通じて、動きのあるものをイメージし、表現できるように
なるかと思います。
posted by 武藤賀洋 at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月12日

情景をしゃべる その1

俳優や声優は思ったこと、目に見えたこと、聴いた事を表現できなければ
いけない局面があります。
以下に書く練習は如何に情景を言葉としぐさで伝えることができるか、
これを鍛える練習です。

 [準備するもの]
  写真、絵画などの静止画。
 [やり方]
  複数の人間で一枚の静止画を30秒から1分見ます。
  この間、メモをとっても構いません。
  見終わったら、発表者は画の前に立ち、その画の情景、
  聞こえそうな音、自分が見た感想、
  (想像した)場所の名前、撮影者もしくは作者の名前などなど・・・
  その画にまつわる全てのことを1〜2分で端的に喋ります。
  このとき、留意しなければいけないのは、
  相手にその画のことを伝えることであり、おしゃべりは短くても
  長くてもいけません。

この練習を通じて、とある事象をより詳しく伝えられ、相手の興味を引く
ことも同時に訓練できるかと思います。
posted by 武藤賀洋 at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月29日

他のことをしてみる

お芝居というと台詞の練習や殺陣、ダンス、仕草の練習。。。。
やる事が沢山あるわけですが・・・。

たまには視点を変えて他の事をしてみるのも一つだと思います。
例えば、絵を描いてみる。
 例えば、写真を撮ってみる。
  例えば、楽器を奏でてみる。
   例えば、小説を書いてみる。
    例えば・・・・。

ここで大事なのは何を思って・・・何を表現したくて、
上記の事をするのかということだと思います。
ただ描いたり、撮ったり・・・では自分の感性は磨かれないと思います。
へたくそでも、何を表現したいのか・・・それをしっかりと
考えて、やってみると、きっとお芝居にも自分の感性が反映されると
私は考えます。
posted by 武藤賀洋 at 02:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月06日

沈黙を使った練習

役作りの一環として、『気持ちを確認する』という練習を紹介いたします。
これは二人組みもしくは一人対複数で行う練習です。
役作りの一環ですので、もちろん、役作りに挑む脚本を準備しておく
ことが必要です。

1.一人は舞台中央もしくは練習場所中央に立ちます。
2.他方の人間は原則として、脚本の指示/演出の通りにお芝居をします。
  ただし、必ずしも細かく行うことはありません。
  1.で立っている人間は脚本を持たずに相手役の顔を常に
  見ています。そして、発せられるせりふを聞きます。
  このとき、立つ場所はほぼ同じことが望ましいですが、
  向きはその限りではありません。
3.1.で立っている人間以外は、その人間の台詞、仕草を
  段取り上、飛ばして進めていきます。
4.1.で立っている人間は見聞きする相手役の表情を、
  視線を合わせて感じ取り、そのシーンの気持ちの推移を
  感じながら、反復します。
5.発し手、聞き手を交換して1.から繰り返します。

発し手、聞き手も聞き手の台詞、動きがないということによって、
発し手はよりイメージが鮮明に、聞き手は気持ちの遷移の確認が
できるかと思います。
また、アンサンブルに必要な仕草、表情の変化の確認、
お互いに相手役の気持ちの変化が再確認できるかと思います。

一方を沈黙させることで、役の捉えどころが難しい箇所でも
その役の気持ちと役者である自分の気持ちの相違を確認しながら
役作りの一端を担えるのではないか、そう考えています。
posted by 武藤賀洋 at 19:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月17日

街にでよう!

街には創造や表現に関わる様々なヒントが転がっていると思います。
様々な事象に自分で思う想像を加えることによって色々と物語が
生まれると思います。

道に何気なく置いてある自転車。
何故ここにおいてあるのか?買い物?放置?
この自転車の持ち主は?男性?女性?名前は?
いつこの自転車を買ったのか?はたまた貰ったのか?
あとどれくらいこの自転車はうごくのか?2年?5年?10年?
何故動かなくなるのか?

とある駅で喧嘩している男女。
なぜ喧嘩しているのだろう・・・・
彼の浮気?彼女の嫉妬?
夜ご飯のチョイスの違い?
縄張り争い?学校同士の抗争?
親の仇討ち?兄妹喧嘩?

自分では普段考えもつかないことが無限に広がっていくと思います。
何通りも考えることによって、また世界観が広がっていくと思います。
お芝居ではどんな役にあたるか分かりません。
生きている限りいろんな事象に目を向けて常に想像力を働かせていると
面白いかもしれませんね。
こうしたイメージをしておくと役作りに少しは役立つかもしれません。
posted by 武藤賀洋 at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月09日

立たせる〜きっかけ作り その2

以前にきっかけ作りとして、呼びかける練習を紹介したと思います。
今回はその第2弾として、『立たせる』という練習方法をご紹介します。

これは二人組みで行う練習です。
双方が椅子に座った状態で行います。

1.台詞は「立ちなさい」のみ。
  この練習で使用する台詞は「立ちなさい」のみです。
2.一方の人がシチュエーションを考える。
  この「立ちなさい。」という台詞を使うシチュエーションを考えます。
   ・だれが   ・誰にむかっていっているのか
   ・場所    ・相手との距離
   ・時間    ・季節
   ・匂い    ・他にだれがいるか
   ・登場人物の職業・・・
   ・なぜ、この台詞をいうのか
   ・向かい合っている相手の職業
   ・相手の性別 ・相手の年齢
   ・e.t.c....e.t.c....
  このとき、正面に座っている相手の表情なども加味して、
  シチュエーションを考えます。
  このシチュエーションは相手には伝えないようにします。
3.相手と視線があったタイミングで、台詞を発します。
  視線があってもなお、台詞が発せない時は、
  一度、中断し、今一度、2.を行います。
4.他方の人は視線があい、台詞を受けた時、
  立ち上がってもよいかな、と思ったら立ち上がります。
  聞き手が立ち上がるまで、発し手は何回か試みます。
  立ってもらえなかったら、適度に切り上げるのも必要です。
5.発し手、聞き手を交換したりして、4〜5回やると効果的だと思います。

繰り返して行くうちに、イメージと実際のタイミングが
だんだん合ってくるようになるかと思います。
つまり、『間』の意味のきっかけと「段取り」のきっかけ
が、同時になろうかと思います。
自分だけのイメージでなく、相手の表情やイメージを
取り込み、かつ、自分の台詞によって、相手を巻き込むことが
できるようになるのではないでしょうか。
同時に相手役を巻き込むことによって、更に表現の幅が
深くなっていくような気がします。
posted by 武藤賀洋 at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月03日

意識の方向について

お芝居をしていると、どこに意識を向けていいのか分からない時
または意識を向けていても全く届いていない時があるかと思います。

私がお芝居の練習として取り入れているものの一つに
指差しの練習があります。
やり方は以下の通りです。

1.適当な台本を選ぶ。
  1〜2人くらいの人間が登場するシーンが良いかと思います。
2.台詞、ト書きを含め、意識の向け先を表しているであろう箇所を探します。
  「ここ」「そこ」「あそこ」などのこそあど言葉や、
  手・窓・エレベータ・本・パソコンといった名詞、
  私、あなた、彼といった人称を表す言葉などをチェックします。
3.2.の言葉が演技中何処にあるのか決めます。
  2.で抜き出した言葉が立ち位置からどこにあるのかを
  詳細にイメージします。このとき、名詞であれば、
  色・形・大きさ・雰囲気までイメージすると良いと思います。
4.台詞を指を指しながら大きい声で読みます。
  3.でイメージしたモノを指差しをして、読んでみます。
  このとき、なるべく大きい声でやってみます。
  音読みとなっても、怒鳴ってしまってもかまわないと思っています。
  ただし、台詞の中のチェックした言葉が自分のどの位置に
  あるのかは確認しながら行います。
5.台詞を指を指しながらしゃべります。
  4.がある程度なめらかにできたら、
  今度はきっかけをつくって、指を指しながら、時には
  対象(チェックしたもの)を見ながらしゃべります。
  このとき、指先にも力をいれ、台詞をしゃべりながらも、対象としたもの
  をきちんと確認します。指先がピンと伸びてないと意味が無い時があります。
6.一点を見たまましゃべる。
  5.を繰り返し練習してみたら、今度は一点を見つめながら
  しゃべってみます。
  このとき、5で行った対象への意識をきちんと確認しながら行います。
7.5〜6を繰り返す。

このことから、指差しをした時としないときを同じ意識が対象に向けること
ができるかが大事だと思います。
また、お芝居はつねに仕草というものがついて回ります。
これは仕草を封じる練習ではなく、意識向けを確認し、意識を向ける方向
を確認するための練習だとお考えください。

人間は生活していても色々なモノな様々な事象に意識を向けながら生活しています。
お芝居でもそんな生活の一端が演じられるとすばらしいのではないか、
そう考えています。
posted by 武藤賀洋 at 02:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月02日

呼びかける〜きっかけ作り その1

以前に『間』のことをきっかけと呼ぶと書いたかと思います。
このブログ、全体を通じて、「間=きっかけ」としたいと思います。

きっかけの詳細は後述するとして、今回はきっかけの創り方、自分の間の作り方の確かめ方を書いておきたいと思います。

1.台詞は「おい」のみ。
  この練習で使用する台詞は「おい」のみです。
2.シチュエーションを考える。
  この「おい」という台詞を使うシチュエーションを考えます。
   ・だれが
   ・誰にむかっていっているのか
   ・場所
   ・相手との距離
   ・時間
   ・季節
   ・匂い
   ・他にだれがいるか
   ・登場人物の職業・・・
   ・なぜ、この台詞をいうのか
   ・e.t.c....e.t.c....
3.2で考えたシチュエーションを頭(もしくは心)で思い描きます。
  完全に思い描いたら、台詞を発してみます。
  このとき、思い描くのに、時間は関係ありませんので、
  詳細まで完全に思い描いたら発します。
  (急いでいう必要はない、ということです。)
4.3を2〜3回行ったら、鏡を見ながら、登場人物の相手を鏡の方として、
  表情を確認します。
  イメージどおりの表情だったでしょうか。。。
  また、身体全体の動きはどうだったでしょうか、イメージどおり
  だったでしょうか。
5.今度は2から4を違シチュエーションで繰り返してみます。
6.徐々に3の時間を短くしていきます。
  ただし、時間を短くすることが目的ではなく、詳細にイメージすること
  が目的ですので、あせらずにやることがポイントです。

これを繰り返して練習していると、「おい」という台詞のなかに
様々なイメージがわくと思います。
この詳細なイメージ、イメージを想う時間がすなわち、
きっかけ、間だと考えています。
つまり、このイメージしている時間(3を行っている時)も表情や仕草が
伴うと、自分のきっかけ作りのとっかかりの一部になるのではないか、
そう考えています。
posted by 武藤賀洋 at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

応用練習について

以前、基礎練習はベーシックな訓練であり、
easy(易しい)訓練ではないですと書いたと思います。
同時に応用練習も難しい練習ではありません。
ツボと目的を押さえておくと、練習の度に感ずるもの、気付きがでてくる
かと思います。

そもそもお芝居というのは、自分でやり方を構築できるものだと思っています。
色々な情報を基に自分なりの練習方法を見つけるのも一つ、面白いかもしれません。

さて、応用練習のカテゴリーにかかれる練習は私自身が実際に
やってみたり、色々な方に試していただいたりしたものが多数あります。
その中で新たなやり方や発見がありましたら、随時更新をしていこうと
考えております。

お芝居の練習は全てが役作りのためにあるといっても過言ではないのでは
ないでしょうか。
是非とも役作りのための練習方法を研究し、ご提案できればと考えています。
posted by 武藤賀洋 at 00:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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